第二種衛生管理者のテキストの選び方|おすすめの見分け方と無料教材

第二種衛生管理者のテキストの選び方と、おすすめの見分け方を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が安全衛生技術試験協会・厚生労働省などの公的機関の公開情報を調べて独自に執筆しています。試験の日程・受験料・法令は改正・変更されることがあるため、最新の情報は安全衛生技術試験協会のサイトなどで確認してください。

会社から衛生管理者の受験を頼まれて、まずはテキストを1冊と思ったものの、『種類が多くて選べない』と困っている方も多いはずです。

結論から言うと、第二種衛生管理者のテキストは「図解が多い入門型」「要点まとめ型」「問題付き一体型」の3つに分けて考えると、自分に合う1冊が見つけやすくなります。

この記事を読むと、3つの型の違いと自分に合う型の判定、おすすめのテキストを見分けるチェック項目、無料で使える公的な資料との組み合わせ方が分かります。

目次

第二種衛生管理者のテキストは3つの型に分けて選ぶ

先に結論

テキストは、図やイラストで説明する「入門型」、試験に出るところを短くまとめた「要点まとめ型」、説明と練習問題が1冊に入った「問題付き一体型」の3つに分けられます。

『どのテキストも中身は同じじゃないの?』と思いますよね。

試験の範囲は同じでも、説明の仕方や厚さがかなり違います。自分の勉強の仕方に合わない型を選ぶと、途中で読み進めるのがつらくなってしまうんです。

型特徴向いている人気をつけたいこと
図解が多い入門型図やイラストで流れを説明する労働衛生や法令の勉強が初めての人ページが多く、読み終えるのに時間がかかりやすい
要点まとめ型出題されやすい点を短くまとめる時間が少ない人、2回目の受験の人初めての人には説明が足りないと感じることも
問題付き一体型章ごとに練習問題が付いている読んだらすぐ確かめたい人問題の数は問題集より少なめのことが多い

図解が多い入門型

入門型は、1つのテーマを図やイラストを使ってじっくり説明します。

例えば、衛生管理者の選任の決まりを、事業場の人数と必要な人数を並べた図で見せてくれるような作りです。『法律の文章を読むのが苦手…』という方には心強い型ですよね。

要点まとめ型

要点まとめ型は、試験に出やすいところを表や箇条書きで短くまとめています。

薄くて持ち歩きやすいものが多く、通勤中や昼休みにも開けます。一度勉強したことがある方の見直しや、試験直前の確認に向いています。

問題付き一体型

問題付き一体型は、説明のあとに確認の問題が付いている作りです。

読んだらすぐに問題で確かめられるので、テキストと問題集を別々に買わなくても始められます。教材を増やしたくない方には便利な型です。

紙のテキストと電子書籍、どちらがいい?

テキストは紙の本だけでなく、電子書籍で出ているものもあります。どちらにも良さがあるので、使う場面で選んでみてください。

紙のテキスト
  • 書き込みや付せんがしやすい
  • ページをめくって全体を見渡しやすい
  • 図や表を大きく見られる
電子書籍
  • スマホやタブレットで持ち歩ける
  • 通勤中などのすき間時間に開きやすい
  • 書き込みや図の見やすさは端末による

家ではじっくり紙で読み、外ではスマホで見直す、という使い分けをする方法もありますよ。

第二種衛生管理者のテキストを図解が多い入門型・要点まとめ型・問題付き一体型の3つに分け、特徴と向いている人を並べた図解

自分に合うテキストの型はどれ?判定してみよう

先に結論

勉強が初めてで時間に余裕があるなら入門型、時間が少ないか受験経験があるなら要点まとめ型、教材を1冊で済ませたいなら問題付き一体型が合いやすいです。

『結局、私にはどれが合うの?』という方のために、判定表を作りました。上から順に、当てはまる行を探してみてください。

質問はいいいえ
1. 法令や体のしくみの勉強はほぼ初めて?2へ3へ
2. 試験まで時間に余裕がある?図解が多い入門型問題付き一体型
3. 一度勉強したことがある、または受験したことがある?要点まとめ型4へ
4. テキストと問題集を別々にそろえたい?要点まとめ型と問題集問題付き一体型

判定はあくまで目安です。書店で実際に開いて、読みやすいと感じるかどうかも大事にしてくださいね。

状況別のテキストの選び方

よくある状況ごとに、選び方の例をまとめました。

状況選び方の例
会社に頼まれて、来月の試験を受けることになった問題付き一体型で、読みと練習を同時に進める
転職や異動に備えて、数か月かけて準備したい入門型でじっくり理解してから問題集へ
一度受けて、あと数問足りなかった要点まとめ型で弱い科目を固める
文章を読むより図で覚えたい入門型の中でも図の多いものを選ぶ

例えば、会社から「次の試験で受けてほしい」と急に頼まれた場面なら、1冊で完結する型のほうが段取りを組みやすいですよね。勉強の進め方そのものは、第二種衛生管理者の勉強方法で手順にしています。

型を組み合わせる方法もある

1冊に決めきれない時は、型を組み合わせる方法もあります。

例えば、入門型を1冊読み通したあと、試験直前は要点まとめ型で見直すという使い方です。ただし、冊数が増えると読みきれないこともあるので、まずは1冊を最後まで読むことを優先しましょう。

おすすめのテキストを見分けるチェック項目

先に結論

第二種衛生管理者のテキストのおすすめは、人気の順位より「発行年が新しい」「第二種の範囲が分かる」「読んでいて続けられる」の3点で見分けるのが近道です。

『ネットで評判のおすすめテキストを買えば間違いないよね?』と考える方もいますよね。

評判のよい本でも、自分の型に合わなければ読み進めにくくなります。おすすめのテキストを選ぶ時は、次の項目を自分で確かめてみてください。

テキストを選ぶ時のチェック
  • 発行年が新しく、最近の法令に合わせた版か
  • 第二種向けか、第一種と兼用なら第二種の範囲が示されているか
  • 3科目(関係法令・労働衛生・労働生理)がそろっているか
  • 文字の大きさや図の多さが、自分にとって読みやすいか
  • 持ち歩ける厚さか、自宅で使う前提か

発行年を確かめる

テキストの内容は、作られた時点の法令がもとになっています。

協会の公表試験問題でも、令和8年1月1日以降に施行された法令には対応していないと注意書きがあります。法令は変わることがあるので、古いテキストを使う時は、新しい版との違いに気をつけておきましょう。

よくある失敗

知人から譲ってもらった古いテキストだけで勉強を進め、改正があった部分を古い内容のまま覚えてしまうことです。譲ってもらった本を使う時も、発行年は一度確かめておきましょう。

第一種と兼用のテキストに気をつける

第一種の試験には、有害業務に係る問題が含まれます。第二種の試験では、有害業務に係る問題は出ません。

比べる点第二種第一種
問題数3科目で30問44問
有害業務の問題出ない出る
試験時間3時間3時間

兼用のテキストを使う時は、どこが第二種の範囲なのかを目次や見出しで確かめておくと、出ないところに時間を取られずに済みます。

テキストを買う前の段取り

勢いで買ってしまう前に、次の順番で確かめておくと失敗しにくくなります。

テキストを選ぶ段取り
  1. 自分に合う型を、判定表で決めておく
  2. 試験日までの期間から、読み切れそうな厚さを考える
  3. 候補の本の発行年と、第二種向けかどうかを確かめる
  4. 苦手そうな科目のページを開いて、読みやすさを確かめる
  5. 1冊に決めて、まずは最後まで読み切る

2番目は見落としがちです。試験まで時間が少ないのに分厚い入門型を選ぶと、読み切れないまま本番を迎えてしまうこともあるんです。

「おすすめ」を自分で確かめる方法

書店で手に取れるなら、苦手そうな科目のページを1つ開いて読んでみてください。

例えば、労働生理のページを開いて、説明の言葉がすっと入ってくるかを見ます。最初に苦手な科目で確かめておくと、買ったあとに「読めない」と感じにくくなりますよ。

第二種衛生管理者のテキストは無料で手に入る?

先に結論

市販のテキストと同じものを無料で手に入れる方法はありませんが、協会の公表試験問題や公的な資料は無料で読めます。テキスト1冊と組み合わせると、教材の費用をおさえられます。

『できればテキストも無料で済ませたい』という方もいますよね。

テキストそのものの代わりにはなりませんが、無料で使える公的な資料がいくつかあります。どれも試験に関わる団体や国が出している情報なので、内容の確かさで迷う必要がありません。

無料の資料分かることテキストとの組み合わせ方
協会の公表試験問題実際に出た問題と正答テキストで学んだ範囲を問題で確かめる
協会の試験のご紹介ページ科目・問題数・合格基準・受験資格勉強を始める前に全体像をつかむ
協会のよくある質問合格基準の考え方や当日の決まり試験の決まりについての疑問を確かめる
職場のあんぜんサイト(厚生労働省)衛生管理者の役割の説明テキストの言葉の意味を確かめる

公表試験問題は安全衛生技術試験協会の公表試験問題のページで読めます。年2回掲載されていて、協会のページには2回分が並んでいます。

無料の資料だけで勉強できる?

『公表問題と公的なページだけでも何とかなる?』と思う方もいるかもしれません。

公表試験問題には解説が付いていないので、正答の理由を調べる時にテキストがあると助かります。無料の資料は、テキストと組み合わせてこそ力を発揮するんです。

無料の解説動画やサイトを使う時の見方

ネット上には、無料で見られる解説動画やまとめサイトもあります。使う時は、次の点を確かめておくと安心です。

確かめる点理由
作られた時期や更新日法令改正の前の内容かもしれない
第二種向けか第一種向けか第一種には有害業務の内容が含まれる
テキストと説明が合っているか食い違う時は公的な情報で確かめる

無料の動画やサイトは、テキストで分かりにくかったところを補う使い方が向いています。テキストの代わりにするより、テキストのそばに置くイメージですね。

テキストと無料の資料の組み合わせ方

テキストと無料の資料を組み合わせる流れ
  1. 協会の試験のご紹介ページで、科目と合格基準を確かめる
  2. テキストで1つの科目を読む
  3. 公表試験問題のうち、その科目の10問を解いてみる
  4. 間違えた問題は、テキストの該当ページに戻って理由を確かめる
  5. 3科目を終えたら、公表試験問題を30問通しで解く

この流れなら、テキスト1冊と無料の資料だけで、読む・解く・確かめるを回せます。無料の過去問の使い方は過去問の使い方で、問題集の選び方は問題集の選び方で紹介しています。

テキストで科目を読み、協会の公表試験問題で確かめ、間違えた問題はテキストに戻る流れを示した図解

テキストを最後まで読み切るコツ

先に結論

テキストは1回目で全部を覚えようとせず、3科目をひととおり読み切ることを優先しましょう。2回目以降に、問題で間違えたところを中心に読み直すと効率よく進みます。

『最初の科目で止まってしまって、なかなか先に進めない…』という悩みは、とても多いですよね。

実は、テキストを1回で完ぺきに理解しようとすると、かえって時間がかかってしまうんです。

1回目と2回目で読み方を変える

回読み方目的
1回目分からない所があっても止まらず読み進める3科目の全体像をつかむ
2回目問題で間違えたところを中心に読む弱いところを固める
3回目以降数字や決まりの表を中心に見直す取り違えを防ぐ

1回目は、例えば「衛生委員会」「定期健康診断」「必要換気量」のような言葉に見覚えができれば十分です。

科目ごとの読み進め方

3科目は性格が違うので、読む時に気にするところも変えてみてください。

科目読む時に気にするところ
関係法令人数・回数・日数などの数字を表にまとめる
労働衛生指針やガイドラインの名前と中身をセットで読む
労働生理言葉の意味を1つずつ確かめる

例えば関係法令なら、衛生管理者は選任すべき事由が発生した日から14日以内に選任する、という決まりがあります。

こうした数字に付せんを貼っておくと、見直しの時にすぐ探せますよ。科目ごとの要点は科目別の要点でも紹介しています。

読む時間の作り方の例

仕事をしながらテキストを読むのは、なかなか大変ですよね。例えば、こんな時間の使い方が考えられます。

時間読み方の例
平日の朝や通勤中要点の表や付せんを貼ったページを見直す
平日の夜1つのテーマを読んで、確認の問題を解く
休日1つの科目をまとめて読み進める

ここで挙げたのは一例です。

毎日少しずつでも、テキストを開く時間を決めておくと読み切りやすくなります。勉強時間の組み立て方は勉強時間とスケジュールで紹介しています。

テキストに書き込んでいい?

自分のテキストなら、どんどん書き込んで大丈夫です。

問題で間違えたテーマには日付を書いておくと、何度もつまずいているところがひと目で分かります。テキストが自分専用の教材に育っていくんです。

テキストで独学するか、講座を使うか

テキスト1冊を自分のペースで読み進められそうなら、独学で十分に準備できます。

一方で、読んでも分からないところが多い時や、1人だと読み進めるのが続かない時は、教材と質問の仕組みがそろった講座を使うのも1つの方法です。講座の選び方は講座の選び方で紹介しています。

第二種衛生管理者ドットコム

講座を使って効率よく合格を目指したい方へ

第二種衛生管理者試験は、科目ごとに40%以上・合計60%以上が合格の条件です。法令の数字や人体の仕組みでつまずく人も少なくありません。独学で進めるか、通信講座や講習会で質問や模試の機会を得ながら学ぶか。講座の種類と比べ方、資料請求で確かめたい点をまとめました。

無料第二種衛生管理者の講座の選び方を見る

試験の日程・受験料は安全衛生技術試験協会の案内で最新情報を確認してください。

よくある相談:第二種衛生管理者のテキスト選びで迷うこと

先に結論

よくあるのは「独学用のおすすめテキストを知りたい」「第一種用のテキストでも大丈夫?」「テキストによって書いてあることが違う」「テキストと過去問のどちらから始める?」の4つです。

テキストを選ぶ時や読んでいる時に、迷うことは出てきますよね。よくある相談を4つ選んで、答えてみます。

独学で取りたいので、おすすめのテキストを知りたい

『独学でいくつもりなので、おすすめのテキストを教えてほしい』という相談はとても多いです。

この記事では特定の本は挙げませんが、独学なら説明がくわしく、問題で確かめられる型が使いやすいです。入門型か問題付き一体型から、発行年の新しいものを選んでみてください。

第一種用のテキストでも大丈夫?

『会社にあった第一種用のテキストで勉強してもいい?』という方もいます。

第一種用のテキストにも、第二種と重なるテーマは入っています。

ただ、有害業務に係る部分は第二種では出ないので、その部分は飛ばして読んで大丈夫です。仕上げは第二種の公表試験問題で確かめておきましょう。

テキストによって書いてあることが違う

『2冊のテキストで書いてあることが違うけど、どっちが正しいの?』という相談もあります。

まずは、2冊の発行年を比べてみてください。

法令改正の前に作られた本だと、今とは違う内容が残っていることがあります。迷った時は、厚生労働省などの公的な情報で確かめるのが安心です。

初めての受験で、テキストと過去問のどちらから始めればいい?

『来月が初めての受験だけど、テキストと最新の過去問、どっちから手をつければいい?』という相談もあります。

おすすめは、テキストを1科目読んだら、その科目の過去問を解く順番です。

先に過去問を1回分だけ解いて、試験の雰囲気をつかんでから読み始める方法もあります。どちらの場合も、最後は過去問の通し解きで仕上げましょう。

相談の答えのまとめ

テキストは型と発行年で選ぶのが近道です。第一種用でも使えますが、有害業務の部分は飛ばしましょう。

よくある質問

第二種衛生管理者のテキストは何冊必要ですか?

まずは1冊を最後まで読むのがおすすめです。足りないと感じたら、問題集や要点まとめ型を1冊足しましょう。

第二種衛生管理者のおすすめテキストの選び方を教えてください。

発行年が新しいこと、第二種の範囲が分かること、自分にとって読みやすいことの3点で見分けましょう。勉強が初めてなら入門型、時間が少ないなら要点まとめ型が合いやすいです。

第二種衛生管理者のテキストを無料で手に入れる方法はありますか?

市販のテキストと同じものを無料で手に入れる方法はありません。協会の公表試験問題や試験のご紹介ページは無料で読めるので、テキスト1冊と組み合わせて使いましょう。

古いテキストでも勉強できますか?

使えないわけではありませんが、法令改正があった部分は古い内容のままかもしれません。発行年を確かめ、新しい版と内容が違う所に気をつけて使いましょう。

第二種衛生管理者の試験テキストは第一種用でも代わりになりますか?

重なるテーマは多いので使えます。第二種では有害業務に係る問題は出ないので、その部分は飛ばして読み進めましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 第二種衛生管理者のテキストは、入門型・要点まとめ型・問題付き一体型の3つに分けて選ぶ
  • 勉強が初めてなら入門型、時間が少ないなら要点まとめ型、1冊で済ませたいなら問題付き一体型
  • おすすめは発行年・第二種の範囲・読みやすさで見分ける
  • 協会の公表試験問題などの無料の資料は、テキストと組み合わせて使う
  • 1回目は読み切ることを優先し、2回目以降に弱いところを読み直す
第二種衛生管理者ドットコム

第二種衛生管理者ドットコム 編集部

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