第二種衛生管理者の講座の選び方|通信講座・通学・独学を比べる

第二種衛生管理者の講座の選び方を、通信講座・通学・独学の3通りで比べる記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が安全衛生技術試験協会・厚生労働省などの公的機関の公開情報を調べて独自に執筆しています。試験の日程・受験料・法令は改正・変更されることがあるため、最新の情報は安全衛生技術試験協会のサイトなどで確認してください。

衛生管理者を取るように言われたけれど、講座を使うべきか、本と過去問だけでいけるのか。第二種衛生管理者の講座を調べ始めて、選択肢の多さに迷っている方も多いはずです。

結論から言うと、講座選びは「どの学校か」より先に「どの学び方が自分に合うか」を決めると迷いにくくなります。第二種は独学で受ける人も多い資格なので、講座を使わない選び方も十分ありです。

この記事を読むと、学び方3通りの違いと、講座を使ったほうがいい人の見分け方、資料請求で確かめたい質問が分かります。

目次

第二種衛生管理者講座の学び方は3通り

先に結論

学び方は「通信講座・オンライン講座」「講習会や通学」「独学」の3通りです。違いが出るのは、質問のしやすさ、ペースの管理、費用の考え方、教育訓練給付の4つです。

『講座っていっても、何がどう違うの?』と感じますよね。

まずは3通りの学び方を、4つの点で並べてみます。どれが上という話ではなく、向き不向きの話です。

比べる点通信講座・オンライン講座講習会・通学独学
質問メールや郵便、オンラインで聞ける講座があるその場で講師に聞ける聞ける相手を自分で探す
ペース管理カリキュラムに沿って自分で進める決まった日に受ける計画もすべて自分で立てる
費用の考え方受講料に教材やサポートが含まれるか見る受講料のほかに交通費や移動の時間テキストと問題集の代金が中心
教育訓練給付対象講座かどうかは講座ごとに確認対象かどうかは講習ごとに確認対象外
見返しテキストや動画を何度でも当日のメモとテキストが中心手元の教材を何度でも
向く人毎日少しずつ進めたい人まとまった日に集中したい人自分で計画を立てて進められる人
通信講座・オンライン講座、講習会・通学、独学の3通りを、質問・ペース管理・費用の考え方・教育訓練給付で比べた図解

通信講座・オンライン講座はこんな形

通信講座は、テキストと問題集が届いて、自宅で進める形です。オンライン講座は、講義の動画をスマホやパソコンで見ながら進める形が中心です。

どちらも、決まった日に出かける必要がありません。仕事の合間や通勤中に少しずつ進めたい方には使いやすい形です。

講習会や通学はこんな形

講習会は、労働基準協会などが開く受験準備講習のように、決まった日に会場で講義を受ける形です。日数は主催者によって違います。

その場で講師に質問できるのが強みです。くわしくは第二種衛生管理者の講習会・セミナーで紹介しています。

独学はこんな形

独学は、テキストと問題集を自分で選んで進める形です。安全衛生技術試験協会が公表試験問題を年2回載せているので、過去の問題は無料で読めます。

ただし、公表試験問題には解説が付いていません。解説はテキストや問題集で補う形になります。独学の進め方は第二種衛生管理者は独学で受かる?でまとめています。

組み合わせて使う人もいる

3通りは、どれか1つに決めなくてもかまいません。例えば、独学でテキストを読み進め、直前に講習会で仕上げる人もいます。

状況ごとに、組み合わせの例を表にしてみました。あくまで一例なので、自分の時間と予算に合わせて考えてみてください。

状況組み合わせの例
会社から期限を言われ、時間も少ない通信講座かオンライン講座で、カリキュラムに乗る
会社が講習会を用意してくれる講習会の前にテキストを読み、後で公表試験問題を解く
費用をかけにくいテキスト1冊と公表試験問題で独学
独学で始めたが、ある科目で止まった独学を続けつつ、質問できる講座を検討する
一度受けて点が届かなかった足りなかった科目を中心に、問題集を足すか講座を使う

『全部そろえないと受からない』ということはありません。足りない所だけを補う考え方で十分です。

講座を使ったほうがいい人・独学で進められる人

先に結論

「試験までの期限が近い」「法律の文章を読み慣れていない」「質問できる相手がいない」が重なるほど、講座を使う意味が大きくなります。どれも当てはまらないなら、独学でも十分に目指せます。

『自分は講座を使うべき?それとも独学でいい?』というのが、一番知りたいところですよね。

次のチェックで、当てはまる数を数えてみてください。

講座を使ったほうがいいかのチェック
  • 会社から受験の期限を言われている
  • 法律や規則の文章をじっくり読んだことがあまりない
  • 職場や身近に、合格した人や聞ける人がいない
  • 自分で勉強の計画を立てるのが苦手
  • 平日は仕事で、まとまった時間が取りにくい
  • 一度受けて、思うような点が取れなかった

当てはまるのが0〜1個なら、独学で進めてみる選び方が合っています。2〜3個なら、講座の資料を取り寄せて比べてみる段階です。4個以上なら、講座を使うと道筋が短くなりやすいです。

これはあくまで目安で、合否を決めるものではありません。自分の状況を見直すための表だと考えてくださいね。

期限があるなら、計画の手間を減らせる

会社の指示で受ける方は、期限が決まっていることが多いですよね。

講座は、どの順番で何を学ぶかのカリキュラムが用意されています。計画を自分で組む手間が減るので、限られた時間を勉強そのものに使えます。

質問できる相手がいないなら

独学で一番困るのは、分からない所で止まってしまうことです。

例えば、関係法令の「選任」や「専属」の言葉の意味がつかめない時、テキストを読み返しても分からないことがあります。講座の質問サービスがあれば、そこで聞いて先へ進めます。

一度受けて点が届かなかったなら

『独学で受けたけど、あと少し届かなかった』という方もいますよね。そんな時は、まず結果を科目ごとに見直してみてください。

合格基準には、科目ごとに40%以上という条件があります。合計は足りていても、1科目だけ届かなかったのか、全体的に足りなかったのかで、次の手が変わります。

1科目だけなら、その科目の問題集を足すだけで届くこともあります。全体的に足りなかったなら、勉強の進め方ごと見直すために講座を使うのも一つの方法です。

独学で十分な人もいる

一方、法律の文章を読むのに抵抗がなく、自分で計画を立てられる方なら、独学でも十分です。

試験は3科目で各10問、合計30問のマークシートです。合格基準は、科目ごとに40%以上、かつ合計で60%以上です。範囲がはっきりしているので、テキストと過去問で進めやすい試験なんです。

補足

令和7年度の第二種の合格率は48.7%、令和6年度は49.8%でした。受けた人のおよそ半分が合格しています。どの学び方を選んでも、試験の形を知って準備すれば十分に目指せる資格です。

第二種衛生管理者の講座を選ぶ時に見る5つの点

先に結論

講座を比べる時は「第二種のコースがあるか」「学び方の形」「質問や添削」「教材の範囲」「受講できる期間」の5つを見ます。料金はこの5つを確かめてから比べると、中身との釣り合いが判断しやすくなります。

『講座がたくさんあって、どこを見ればいいか分からない』という声はよく聞きます。

講座の案内には情報がたくさん載っていますが、見るところを決めておけば迷いません。

見る点確かめたいこと理由
第二種のコース第二種だけのコースがあるか、第一種と一緒か第二種には出ない有害業務の範囲まで学ぶことになるか分かる
学び方の形テキスト中心か、講義動画中心か自分が続けやすい形かが分かる
質問や添削質問の方法と回数、添削課題があるか分からない所で止まらずに済むか分かる
教材の範囲テキスト・問題集・模擬試験のどれが入っているか別に買い足す教材があるか分かる
受講できる期間いつまで質問や視聴ができるか試験日を後ろにずらした時に困らないか分かる

第二種のコースがあるかは最初に見る

衛生管理者の講座には、第一種と第二種があります。第一種の範囲には、有害業務に関する内容も含まれます。

第二種だけを受けるなら、第二種のコースがある講座のほうが、学ぶ範囲を絞れます。将来、第一種も取りたい方は、第一種につながる構成かどうかも見ておくとよいですよ。

第一種との違いは第一種と第二種衛生管理者の違いで紹介しています。

学び方の形は、続けやすさで選ぶ

テキストを読むのが得意な方は、テキスト中心の講座が合います。文字だけだと頭に入りにくい方は、講義動画のある講座が向いています。

『動画のほうが楽そうだけど、見るだけで終わりそう』と不安な方もいますよね。そんな時は、動画のあとに問題を解く流れが用意されているかを見てみてください。

料金は「何が含まれているか」で比べる

料金は講座によって違い、年度によっても変わります。金額だけを比べると、教材や質問の範囲が違うことに気づきにくいんです。

料金を見る時のチェック
  • どのコースの料金か(第二種か、第一種とセットか)
  • テキストと問題集のどこまでが含まれるか
  • 質問や添削の回数に上限があるか
  • サポートを受けられる期間はいつまでか
  • 教育訓練給付制度の対象講座か
  • 割引がある場合、その条件は何か

受講できる期間は試験日とあわせて見る

講座には、質問や動画の視聴ができる期間が決まっていることがあります。ここは意外と見落としやすいところです。

試験は全国のセンターで毎月行われているので、仕事の都合で受験月を後ろにずらすこともありますよね。そんな時に、サポートの期間が先に終わってしまうと困ります。

補足

受講できる期間は、講座の申込日から数えるのか、教材が届いた日から数えるのかで変わることがあります。資料を見る時は、期間の数え方もあわせて確かめておくと安心です。

講座ごとの見方は第二種衛生管理者の講座を比べるでくわしく紹介しています。

教育訓練給付制度は使える?

先に結論

講座によっては、雇用保険の教育訓練給付制度(一般教育訓練)の対象になっていることがあります。対象かどうかは講座ごと・年度ごとに違うので、申し込む前に講座の案内で確かめておきましょう。

『講座の費用、少しでも戻ってくるなら使いたい』と思いますよね。

教育訓練給付制度は、条件を満たした人が対象の講座を受けて修了すると、受講費用の一部が支給される仕組みです。自分が条件を満たすかどうかは、雇用保険に入っていた期間などで変わります。

確かめる順番

給付制度を確かめる手順
  1. 気になる講座の案内で「教育訓練給付制度の対象講座」の表示があるか見る
  2. 対象の場合、どのコースが対象かを確かめる
  3. 自分が支給の条件を満たすかを、ハローワークで確かめる
  4. 申込の前に、修了の条件と申請の時期を確かめる
  5. 修了したら、決められた期間内に申請する

会社が費用を出す場合は

会社の指示で受ける時は、会社が受講料を負担してくれることもあります。その場合、給付制度を誰の名前で使えるかなどが変わることがあります。

自分で払うのか、会社が払うのかを先に決めてから、給付制度の確認に進むとスムーズです。総務の担当に一度聞いておきましょう。

「講座を使って準備したいのですが、受講料は会社で出してもらえますか」
「業務で必要な資格だから会社で出すよ。申込は会社名でお願いね」

こんなやり取りを先に済ませておくと、申込の段階で迷いません。

よくある失敗

申し込んだ後に「このコースは給付の対象ではなかった」と気づくことがあります。同じ学校でも、コースによって対象かどうかが違う場合があります。申し込む前に、コース名まで確かめておきましょう。

資料請求で確かめたい質問リスト

先に結論

講座の資料や案内ページを見る時は、聞きたいことを先にリストにしておくのが近道です。ここで紹介する質問を、気になる講座それぞれに当てはめてみてください。

『資料を取り寄せても、どこを見ればいいか分からない』という方も多いはずです。

実は、資料請求は「申し込むかどうかを決める材料集め」です。申し込む約束ではないので、気になる講座を2〜3つ取り寄せて並べてみると違いが見えてきます。

質問答えから分かること
第二種だけのコースはありますか学ぶ範囲が自分に合っているか
教材はテキストのほかに何が付きますか別に買い足す物があるか
質問はどの方法で、何回までできますか分からない所をどう解決できるか
添削や確認テストはありますか自分の理解度を確かめる機会があるか
公表試験問題の新しい回に対応していますか最近の出題に合わせた教材か
サポートはいつまで受けられますか試験日をずらした時に困らないか
教育訓練給付制度の対象のコースはどれですか費用の一部が戻る可能性があるか
会社名で申し込めますか会社負担の時の手続きが分かるか

資料を見比べる時のコツ

資料が届いたら、同じ質問の答えを横に並べて書き出してみてください。メモ帳1枚に表を作るだけで十分です。

例えば、ある講座の資料に「質問は受講期間中にメールで受け付け」とあれば、表の「質問」の欄にそのまま書き写します。別の講座の答えも同じ欄に並べていきます。

こうして答えを講座ごとに並べると、自分に合う講座が自然と絞れてきます。

講座の資料請求で確かめたい質問を5つ並べ、講座ごとに答えを比べる考え方を示した図解

講座に問い合わせる時は、こんな聞き方で十分です。

「第二種だけを受ける予定です。第二種のコースはありますか」
「はい、第二種のコースがあります。教材の一覧をお送りしますね」

聞きたいことを先に伝えると、必要な答えが返ってきやすくなりますよ。

無料で試せるものがあれば使う

講座によっては、講義の一部を無料で見られることがあります。動画の話し方や、テキストの見やすさは、実際に見ないと分かりません。

試せるものがあれば、申し込む前に一度触れてみると、続けられそうかが見えてきます。

次の一歩をどうするか

ここまで読んで、独学でいくか、講座を使うか、気持ちが固まってきた方もいるかもしれませんね。

チェックで当てはまる数が多かった方は、講座の資料を取り寄せて比べるところから始めてみてください。独学でいく方は、テキストを1冊選んで、試験日を決めるところからです。

第二種衛生管理者ドットコム

講座を使って効率よく合格を目指したい方へ

第二種衛生管理者試験は、科目ごとに40%以上・合計60%以上が合格の条件です。法令の数字や人体の仕組みでつまずく人も少なくありません。独学で進めるか、通信講座や講習会で質問や模試の機会を得ながら学ぶか。講座の種類と比べ方、資料請求で確かめたい点をまとめました。

無料第二種衛生管理者の講座の選び方を見る

試験の日程・受験料は安全衛生技術試験協会の案内で最新情報を確認してください。

第二種衛生管理者の講座でよくある相談

先に結論

よくあるのは「通信講座と市販の参考書のどちらにするか」「第二種の講座はあるのか」「どこの学校がいいのか」の3つです。順に答えていきます。

『みんな同じところで迷っているのかな』と気になりますよね。よく見かける相談を、内容を変えない範囲でまとめました。

通信講座と、書店の参考書での自己学習で迷っている

有名な通信講座を使うか、書店で参考書を買って自分で勉強するかで悩んでいる、という相談です。

結論から言うと、この記事のチェックで当てはまる数を見て決めるのがおすすめです。期限が近い、質問できる相手がいない、という方は通信講座が向いています。

逆に、自分で計画を立てられる方は、参考書と公表試験問題で進めるのも十分な選び方です。どちらを選んでも、試験の範囲は同じです。

第二種衛生管理者の講座やスクールはある?

第一種向けの講座は見つかるけれど、第二種の講座はあるのか、という相談です。

第二種のコースを用意している講座はあります。ただ、第一種と一緒の構成になっている講座もあるので、案内を見て第二種のコースがあるかを確かめてみてください。

講座の有無や内容は年度で変わることがあるので、最新は各講座の公式サイトで確かめるのが確実です。

当初は独学の予定だったが、講座に切り替えようか迷う

独学で始めるつもりだったけれど、やはり講座にしようか、という相談もよくあります。

切り替えるかどうかは、今つまずいている所で決めるのがおすすめです。どこが分からないかがはっきりしているなら、独学のまま問題集を足すだけで解決することもあります。

一方、何が分からないのかも分からない状態なら、講座のカリキュラムに乗るほうが早いです。勉強の進め方を整理したい方は第二種衛生管理者の勉強方法も参考にしてみてください。

よくある質問

第二種衛生管理者講座は、どこがいちばん良いですか?

いちばんを決めることはできません。第二種のコースの有無、学び方の形、質問の方法、教材の範囲、受講できる期間を比べて、自分に合う講座を選ぶのがおすすめです。

講座を使わずに独学でも受かりますか?

第二種は独学で受ける人も多い資格です。テキストと公表試験問題を組み合わせて進められます。期限が近い時や質問できる相手がいない時は、講座を使う意味が大きくなります。

通信講座とオンライン講座は何が違いますか?

通信講座はテキストと問題集が中心で、オンライン講座は講義動画が中心の形が多いです。講座によって組み合わせ方が違うので、案内で学び方の形を確かめてみてください。

教育訓練給付制度はどの講座でも使えますか?

使えるのは対象に指定された講座だけです。同じ学校でもコースによって違う場合があるので、申し込む前にコース名まで確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 学び方は、通信講座・オンライン講座、講習会や通学、独学の3通り
  • 講座を使うか迷ったら、期限・法律の文章への慣れ・質問できる相手で考える
  • 講座は、第二種のコース・学び方の形・質問や添削・教材の範囲・受講できる期間の5つで比べる
  • 教育訓練給付制度の対象かどうかは、講座ごと・コースごとに確かめる
  • 資料請求は申し込む約束ではないので、質問リストを持って2〜3講座を並べてみる

試験日や受験料は変わることがあるので、最新は安全衛生技術試験協会の第一種・第二種衛生管理者のご紹介で確かめてみてください。

第二種衛生管理者ドットコム

第二種衛生管理者ドットコム 編集部

第二種衛生管理者の試験の仕組み、受験資格と申込、合格率と科目別の対策、過去問や講座を使った勉強法、合格後の免許申請までを、はじめて受験する人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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