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『第二種衛生管理者って簡単だから、すぐ取れるよ』と言われて、受けることになった方も多いはずです。
結論から言うと、第二種衛生管理者は準備をすれば十分に手が届く試験です。ただ、令和7年度の合格率は48.7%で、受けた人の約半分は不合格になっています。
この記事を読むと、簡単と言われる理由と落ちる理由、科目ごとのつまずきやすいところ、自分に合った準備の量の決め方が分かります。
第二種衛生管理者は簡単なの?まずは数字で確かめる
令和7年度の第二種の合格率は48.7%、令和6年度は49.8%でした。手が届く試験ですが、何もせずに受かるほど簡単ではありません。
『簡単って聞いたけど、本当のところはどうなんだろう』と気になりますよね。まずは試験の形と数字を見てみましょう。
| 項目 | 第二種衛生管理者の試験 |
|---|---|
| 科目 | 関係法令・労働衛生・労働生理の3科目 |
| 問題数 | 各10問・合計30問 |
| 形式 | マークシートの五肢択一式 |
| 試験時間 | 3時間 |
| 合格基準 | 各科目40%以上かつ合計60%以上 |
| 合格率 | 令和7年度48.7%・令和6年度49.8% |
受験資格に実務経験が要るので、受ける人の多くは働きながら勉強している社会人です。その中で、おおよそ2人に1人が合格しています。
試験の全体像をもっと知りたい方は、第二種衛生管理者試験の内容で詳しく紹介しています。
第一種と比べると、どれくらい違う?
『第一種よりは簡単なんだよね』と思っている方もいますよね。
合格率で見ると、令和7年度は第一種46.8%・第二種48.7%で、差は数ポイントです。違いが大きいのは範囲で、第一種は有害業務の問題が加わって計44問になります。
第二種は範囲が狭いぶん取り組みやすい試験ですが、1問あたりの重みは大きくなります。10問中4問の足切りがあるので、1科目を丸ごと捨てる作戦は取れないんです。
「簡単」と言われる理由と、約半数が落ちる理由
簡単と言われるのは、問題数が少なく、答えの形がはっきりしているからです。それでも落ちる人がいるのは、科目ごとの足切りと、覚える数字や条件の多さが理由です。
同じ試験なのに、『簡単だった』という人と『難しかった』という人がいるのは不思議ですよね。両方の理由を並べてみました。
- 3科目・30問で、範囲が絞られている
- 五肢択一で、正答は1問につき1つ
- 合格基準があらかじめ決まっている
- 公表試験問題を無料で解ける
- 1科目でも40%未満なら不合格になる
- 人数・日数・回数などの数字が多い
- 法令の細かい条件で迷いやすい
- 労働生理になじみがない人が多い
実は、「簡単だった」と話す人の多くは、きちんと準備をしてから受けています。その人の感想だけを聞いて準備を減らすと、思ったより点が取れないことも。
合格基準が決まっているのは、うれしい点
合格基準が「各科目40%以上・合計60%以上」と決まっているのは、受ける側にとって大きな安心材料です。
ほかの受験者の出来に左右されないので、自分が基準を越えればそれで合格なんです。各科目10問中4問以上、合計30問中18問以上を目標に、準備を逆算できます。
過去問で満点でも、本番で迷うことがある
『過去問はほとんど間違えなくなったのに、本番では自信がなかった』という声もよく聞きます。
実は、過去問の答えの位置や言い回しを覚えているだけだと、聞き方が少し変わった時に迷いやすくなります。選択肢ごとに「どこが違うか」を説明できるかどうかで、本当に分かっているかを確かめてみてください。
合格率や合格基準をもっと詳しく知りたい方は、第二種衛生管理者の合格率と合格基準も読んでみてください。
つまずきやすいポイントを科目別に見てみる
関係法令は数字と条件、労働衛生は指針や数値の細部、労働生理は体の仕組みの用語でつまずきやすい科目です。どこで迷いやすいかを先に知っておくと、準備の配分を決めやすくなります。
『どの科目が難しいんだろう』と思った方のために、つまずきやすいところを表にしてみました。
| 科目 | 出題テーマの例 | つまずきやすいところ |
|---|---|---|
| 関係法令 | 衛生管理体制・衛生委員会・定期健康診断・産業医・年次有給休暇の付与日数 | 人数・日数・回数などの数字の取り違え |
| 関係法令 | 衛生管理者を選任できる業種 | 第二種で選任できる業種か、第一種が要る業種かの見分け |
| 労働衛生 | 必要換気量・WBGT・照明などの視環境・腰痛予防対策指針 | 計算や数値が入る問題、指針の細かい言い回し |
| 労働衛生 | 一次救命処置・食中毒・健康診断の検査項目 | 似た用語が並ぶ選択肢での迷い |
| 労働生理 | 消化器系・血液・肝臓・呼吸・体温調節・感覚器・代謝 | 初めて聞く用語の多さ |

関係法令は「数字のセット」で迷う
関係法令では、人数・日数・回数がたくさん出てきます。
例えば、衛生管理者を選任すべき事由が発生した日から14日以内に選任すること、常時50人以上の事業場で選任が必要なこと、などです。似た数字が多いので、『どっちだったっけ』となりやすいんです。
数字の取り違えを防ぐには、自分で短い問題を作って確かめるのが効果的です。例えばこんな形です。
| 自作の確認問題 | 答え |
|---|---|
| 常時60人の事業場で、衛生管理者は何人以上必要? | 1人(50人以上200人以下) |
| 常時250人の事業場では? | 2人(200人超500人以下) |
| 選任すべき事由が発生してから何日以内に選任する? | 14日以内 |
労働衛生は「似た言葉」で迷う
労働衛生では、換気や照明、腰痛予防の指針など、職場の環境に関わるテーマが出ます。
選択肢に似た言葉や数値が並ぶので、なんとなくの理解だと2択まで絞ってから迷うことも。テキストで出てきた数値は、何の基準なのかをセットで覚えておきましょう。
労働生理は「なじみのなさ」で止まる
事務の仕事をしている方にとって、労働生理の用語は普段あまり使わないものが多いですよね。
ただ、試験で問われるのはテーマが決まっていて、毎回まったく別の分野が出るわけではありません。出題テーマの一覧は科目別の要点で紹介しています。
自分にとっての難しさを測るチェックリスト
第二種衛生管理者が簡単かどうかは、人によって違います。次のチェックで当てはまる数が多いほど、準備の時間を多めに見ておくと安心です。
『結局、自分にとっては難しいの?簡単なの?』というのが知りたいところですよね。この記事では、自分の状況で判断する方法をおすすめしています。
- 法律の文章を読むのに慣れていない
- 労働生理のテーマに出てくる用語をほとんど聞いたことがない
- 平日にまとまった勉強時間が取りにくい
- 会社から受験日を決められていて、準備の期間が短い
- マークシートの試験を受けるのが久しぶり
- 過去問を解いて、どれかの科目が10問中4問に届かない
当てはまる数で、準備の考え方を分けてみました。
| 当てはまった数 | 準備の考え方 |
|---|---|
| 0〜1個 | テキストを1周したら、早めに過去問に進む |
| 2〜3個 | 苦手な科目を先に決めて、そこに時間を多めに割く |
| 4個以上 | 試験日を少し先にするか、講座など学び方の手助けも考える |

準備の期間が短い時の進め方
会社の都合で、試験日まであまり時間がない方もいますよね。そんな時は、次の順番で進めると無駄が少なくなります。
- 公表試験問題を1回分解いて、科目ごとの正解数を出す
- 4問に届かなかった科目のテキストを先に読む
- 同じ科目の過去問をくり返し解く
- 試験の数日前に、3科目を通して解き直す
勉強の時間は人によって違うので、「何時間やれば受かる」とは言い切れません。自分の予定から逆算する方法は勉強時間とスケジュールで紹介しています。
よくある相談:簡単と聞いていたのに…
「簡単と聞いて油断した」「何度か落ちて職場に言いにくい」「知識ゼロで会社に受けるよう言われた」という相談がよく見られます。どれも、やり方を見直せば立て直せる悩みです。
同じようなことで悩んでいる人は、実はたくさんいます。よくある相談を3つ選んで答えてみます。
簡単だと聞いて、あまり勉強せずに受けたら落ちた
『周りが簡単って言っていたのに…』と、ショックを受けますよね。
まずは、どの科目で点が足りなかったかを思い出してみてください。足切りが原因なら、その科目だけを集中してやり直せば、次は届く可能性が十分あります。
2回落ちてしまい、職場に言いにくい
2回続けて結果が出ないと、落ち込むのは自然なことです。
ただ、合格率を見ても受けた人の約半分は不合格になっている試験なので、ひとりだけ特別に遅れているわけではありません。「次はこの科目を重点的にやります」と、具体的な計画を一緒に伝えると話しやすくなりますよ。
知識がまったくないのに、会社から受けるよう言われた
総務や事務の仕事で、急に衛生管理者を頼まれることはよくあります。
知識ゼロからでも、テキストで全体をつかみ、過去問で出題の形に慣れていけば準備はできます。
最初の1週間は、細かく覚えようとせず、3科目のテキストをざっと1周してみてください。『この科目はこういう話が出るんだ』と分かるだけで、過去問の読みやすさがかなり変わりますよ。
進め方は独学の進め方で手順にしています。
独学でいくか、講座を使うか
第二種衛生管理者は独学で受ける人も多い資格です。一方で、準備の期間が短い人や、ひとりだと進めにくい人は、講座を使うのもひとつの方法です。
『自分で勉強するか、講座を使うか迷う』という方もいるかもしれませんね。
- テキストを自分のペースで読み進められる
- 過去問の答え合わせで理由を調べられる
- 勉強の予定を自分で立てるのが苦にならない
- 試験日までの期間が短い
- 労働生理の用語がどうしても頭に入らない
- 質問できる相手がいたほうが続けやすい
どちらが正解ということはありません。講座の資料を取り寄せて、教材の内容やサポートを見比べてから決めても遅くないですよ。
資料を取り寄せたら、次の点を見比べてみてください。
- 第二種のコースがあるか
- 教材が試験の3科目をどこまでカバーしているか
- 分からない所を質問できる方法と期間
- 自分の試験日までに終えられる進め方か
講座の選び方は講座の選び方で、学び方を比べながら紹介しています。
第二種衛生管理者ドットコム
講座を使って効率よく合格を目指したい方へ
第二種衛生管理者試験は、科目ごとに40%以上・合計60%以上が合格の条件です。法令の数字や人体の仕組みでつまずく人も少なくありません。独学で進めるか、通信講座や講習会で質問や模試の機会を得ながら学ぶか。講座の種類と比べ方、資料請求で確かめたい点をまとめました。
無料第二種衛生管理者の講座の選び方を見る試験の日程・受験料は安全衛生技術試験協会の案内で最新情報を確認してください。
よくある質問
第二種衛生管理者は簡単な試験ですか?
準備をすれば十分に手が届く試験ですが、令和7年度の合格率は48.7%で、約半分の人が不合格になっています。準備なしで受かるほど簡単ではありません。
一番つまずきやすい科目はどれですか?
人によって違います。法令の数字で迷う人もいれば、労働生理の用語で止まる人もいるので、過去問を解いて自分の弱い科目を確かめましょう。
第一種と第二種では、どちらが簡単ですか?
合格率は令和7年度で第一種46.8%・第二種48.7%と大きくは違いません。第二種は30問、第一種は44問なので、範囲が狭いのは第二種です。
合計で6割取れれば合格ですか?
合計60%以上に加えて、各科目40%以上が要ります。1科目でも10問中4問に届かないと不合格です。
第二種衛生管理者は独学でも受かりますか?
独学で受ける人も多い資格です。テキストと公表試験問題を使い、苦手な科目を早めに見つけて準備していきましょう。
まとめ
- 第二種衛生管理者は手が届く試験だが、令和7年度の合格率は48.7%
- 簡単と言われるのは、問題数が少なく合格基準が決まっているから
- 落ちる理由は、科目ごとの足切りと数字・条件の多さ
- 自分にとっての難しさはチェックリストで測り、準備の量を決める
- 独学も講座も選べるので、自分の状況に合わせて選ぶ





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